腸にやさしい食事と生活がアトピーを改善する

腸にやさしい食事と生活がアトピーを改善する

アトピー改善に必要な7つ

僕はアトピー改善のために、以下の7つのことを行っていました。

そして、今でもこれらを意識して生活をしています。

  • 腸内の『酪酸菌』を増やす
  • 甘いものを控える
  • 油ものを控える
  • 冷たいものを控える
  • 小麦を控える
  • 腸を働かせすぎない
  • 自分の心を苦しめない

分かりやすさを優先したので、大雑把な表現になりましたが、まずはこれぐらいのイメージで十分ではないかと思います。

腸内環境を良好に保つ

これら7つに共通することは、“腸内環境”です。

アトピーの改善には、腸内環境を良好に保つということがカギになるからです。

7つを実行することで、“腸にやさしい食事や生活”を実現させ、良好な腸内環境を目指します。

では、なぜアトピーの改善に腸内環境が関係してくるのでしょうか。

そもそも、アトピーはアレルギー疾患のひとつです。

アトピーを含むアレルギーは、本来は無害であるもの(食べたものや接触したものなど)に対して、免疫機能が過剰に反応し、その際に自分の体を攻撃してしまっている状態です。

つまり、アトピーは免疫機能の異常によって発症しているのです。

腸には、およそ70%の免疫に関する免疫細胞が集まっています。

免疫細胞が元気に働いていれば、私たちの免疫機能は正常に保たれます。

そして、その免疫細胞を活性化、増加させるためには、腸内環境が良好である必要があるのです。

腸内環境が良好である状態とは、腸内の善玉菌(酪酸菌やビフィズス菌など)が優位な状態です。

特にアトピーを改善させるためには、酪酸を出す“酪酸菌を増やす”ことが大切です。

つまり、腸内の善玉菌が優位であり、腸内環境が良好であれば、免疫細胞は活性化されて、免疫機能も高まっていくということです。

そして、アトピー(アレルギー)も発症しにくくなるのです。

大切なのは継続すること

それぞれの詳しいことは、今後ご紹介していきますが、これらの7つを行う上で大切なことがあります。

それは、“継続する”ことです。

今、アトピーが酷いということは、腸内環境も悪いということが考えられます。

実際に上の7つを実行して、その腸内環境を良くしていくわけですが、アトピーの状態や生活環境などの個人差もあることから、これはすぐにどうこうできる話ではありません。

焦らず、根気よく、7つそれぞれを地道に継続することがとても大切です。

そして継続するためには、完璧主義になりすぎないことです。

それぞれを完璧に実行できるなら、それはそれで越したことはないのですが、少なくとも僕は無理でした(笑)。

できないときがあっても、自分を責めたり、落ち込む必要はまったくありません。

気持ちを切り替えて、次からできるようにすればいいだけです。