腸を働かせすぎないでアトピーを改善する

腸を働かせすぎないでアトピーを改善する

唯一のストレス発散方法だった“食べる”

僕はアトピーを改善するために、『腸を働かせすぎない』ようにすることを意識していました。

それが腸内環境を良好に保つことにつながると考えたからです。

以前の僕は、とにかく“食べたいとき”に“食べたいだけ”、思うがままにご飯やお菓子を食べまくっていました。

また、常に口寂しくてダラダラと何かをつまんでいないと落ち着かないというのも当たり前でした。

なぜなら、アトピーや仕事でストレスだらけだった僕の唯一の発散方法が、“食べる”だったからです。

当然、僕の腸には大きな負担がかかっていたはずです。

(胃などの各臓器にとっても、大きなストレスだったと思います)

腸は疲弊し、腸本来の働きができず、腸内の環境は悪化…。

自分の腸を働かせすぎていたのです。

腸への負担とその影響

以前の僕のように、“食べたいときに食べたいだけ食べる”、“ダラダラ食べる”というような食生活では、腸にとっての負担がとても大きくなります。

体の中に(たくさんの)食べ物が常に入ってきてしまう状態なので、消化や吸収が追いつきません。

そして腸には食べたものがいつも溜まった状態になってしまい、ずっと働き続けなければならないのです。

当然、腸は疲れてしまい、本来のパフォーマンスを発揮しづらくなります。

腸本来の働きができなくなってしまうのです。

そうなれば、便秘にもなりやすくなります。

これまでにも何度もお話してきましたが、便秘はアトピーにとって大敵です。

腸内環境を悪化させてしまいます。

免疫力も低下します。

また、腸は造血、つまり“血をつくる”ことにも関係します。

腸内の環境が悪ければ、腸でつくられる血は汚れ、その血が体中を駆け巡るのです。

それは結局、皮膚の再生力にも悪影響です。

さらに、腸と脳には深い関係があり、お互いの影響を受けあっています。

腸の状態が悪ければ、気持ちの面でも不安定になりやすく、ストレスの影響も受けやすくなるので、また“食べたく”なってしまうのです。

真夜中に食べない

食事をしてから消化までの時間は、個人差もあるようですが、だいたい16時間程度だそうです。

そこで、その16時間をあけて腸や胃を休ませるために、一日3食のうち1食を抜く“プチ断食”というものが提案されています。

僕もこの方法について納得できることが多いし、実際にやってもみました。

ただ、どうしても自分の性格と生活スタイルには合わなくて、継続させることができませんでした。

それでも、自分の腸を労わりたいという気持ちは強かったので、とにかく今の自分ができることだけでも実践してみようと考えました。

そして、まずは“真夜中に食べない”ということから始めました。

多くの人にとっては当たり前のことでしょうが、重度の不眠だった当時の僕にとっては簡単なことではありませんでした。

ずっと起きているとお腹がすく。そして食べないと眠れない…。

そんな状態を僕は何年も積み重ねてきましたから、すぐに解決というわけにもいきません。

当初は無理やり寝ようとせず、よく映画やゲームで食欲を紛らわせていました。

それでも、酪酸菌を摂ることと甘いものを控えることで、アトピーが改善し始め、睡眠がとれるようになっていきました。

結果、夜眠れるようになったことで、夜中に食べることはなくなりました。

夕食から就寝までの時間を空ける

次に実行したのは、“夕食から就寝までの時間をできるだけ空ける”ことです。

以前の僕は、食べたあと眠くなってすぐに布団に入るということも珍しくなかったのですが、当然これは胃や腸に負担がかかります。

寝ているあいだにも、胃や腸は働き続けなければなりません。

食べたものを消化・吸収するために体はエネルギーを消費するので、睡眠の質が低下し、これもまた肌の再生に良いとはいえないのです。

そこで、僕は夕食の時間を17時に決めました。(ちなみに就寝時間は、この時点では23時です)

慣れるまでは少し大変でしたが、夕食と寝るまでの時間を十分に空けることで、以前はあった翌朝お腹が重いというようなことは感じなくなりました。

また、どうしても17時に食べることができないという日もありますが、僕はあまり気にしません。

完璧にする必要はないと思っています。

できないときはできないのです。

ただ、それでも就寝する二時間前までには、可能なかぎり夕食を済ませるようにしています。

ダラダラ食べない

そして最後に実行したのが、“ダラダラ食べない”ことでした。

口寂しいからといってダラダラ食べていると、腸はなかなか休むことができません。

そこで、少しでも腸の負担を減らすために、ダラダラ食べないようにしようというわけですが、僕にとってはこれが一番しんどかったように思います。

以前は、一日に何回も間食をするのが当たり前でしたから…。

ダラダラ食べないようにするために、僕は自分に「本当に今お腹空いてる?」と問うようにしました。

間食したくなったら、こうやって自分に聞いてみるのです。

この問いで、意外と食べなくても大丈夫なんだということに僕は気づきました。

また、「もう痒いのは嫌だ!」という強い思いがあったのも、間食をやめることにつながりました。

根性論に近いかもしれませんが、アトピーを改善するために、“気持ち”というのはとても大事です。

そして、間食をしない生活を続けていると、時間の個人差はあると思いますが、しだいに慣れてきます。

僕はいつの間にか、間食をしたいと思うことが少なくなっていきました。

これは“甘いものを控える”ことや“小麦を控える”ことなどとも同じです。

甘いものを控える生活をしていると、甘いものを食べたいと思わなくなってきます。

そして僕の場合は、甘いもの自体がそんなに美味しいとも感じなくなりました。

話が逸れましたが、間食も同じなのです。

間食をやめて初めのうちは確かにキツイです。

でも、やめられるようになります。

たとえ間食してしまっても、切り替えて次に気をつければいいだけです。

そうやって諦めないで継続すれば、ダラダラ食べることもなくなっていきます。

空腹とモチリン

夕食から就寝までの時間を空け、さらにダラダラ食べることがなくなると、空腹を感じることが増えました。

そんなとき、よくお腹がなります。

胃腸が収縮しているからです。

これは“モチリン”というホルモンが分泌されて引き起こされています。

モチリンは最後の食事から、およそ6時間以上経過すると分泌されます。

そして、胃腸内に溜まっている不要な物を、便として押し出すのです。

ということは、空腹は便秘を改善し、逆に食べ過ぎていると便秘になりやすいともいえます。

繰り返しになりますが、アトピーを改善するためには、できるかぎり便秘の可能性をなくしておくべきです。

お腹が空いている時間というのは、実はとても大切なのです。

アトピーを改善するなら腸を働かせすぎない

アトピーで苦しいと、ストレスや疲労で「食べなきゃやってられない!」という状態であっても不思議ではありません。

むしろ、僕も食べることだけが楽しみで、唯一の発散でした。

ただ、本気でアトピーを改善するなら、“腸を働かせすぎない”という意識は持っていただきたいのです。

そして少しずつでもいいので、その意識を実行に移していって欲しいのです。

特別なことをする必要はありません。

今回、上に書いた僕の方法でも、きっとアトピーの改善だけではなく、あなたの健康そのものにもプラスになると考えています。