甘いものを控えてアトピーを改善する

甘いものを控えてアトピーを改善する

甘いものの食べ過ぎは腸内環境を乱す

腸内環境を良好に保つために『甘いものを控える』。

これもアトピーを改善するためには必要なことです。
腸内の酪酸菌を増やすと同時に行うべきことです)

実は僕は甘いものが大好きです。めちゃくちゃ好きです。

アトピーを改善するために、腸内環境について意識するようになるまでは、お菓子やケーキ、菓子パン、アイス、ジュースなど、ほとんど何も考えずに食べたいだけ食べまくっていました。

僕はお酒もあまり飲まないし、タバコも吸いません。

その代わりに、仕事などでストレスが溜まれば、その解消としても甘いものを食べていました。

でも、ハッキリ言って、これは腸にとってマイナスです。

腸内環境を悪化させて、自分でアトピーの原因をつくっているのと同じことだったのです。

血糖値の急激な変化を引き起こす砂糖

『甘いものを控える』という大雑把な表現にしていますが、ここでの“甘いもの”とは、スイーツやジュース、菓子パンなど、主に“砂糖”を使って作られているものを指しています。

これらの甘い飲食物は、単糖類のブドウ糖や果糖、二糖類のショ糖(砂糖の主成分)などの糖質が多く含まれています。

糖質のなかでも、単糖類や二糖類は体内に吸収されやすく、血糖値の急激な変化を引き起こします。

後ほど解説しますが、この血糖値の急激な変化は、アトピーには悪影響となります。

また、ハチミツや甘い果物なども、糖質量が多いので控えるべきです。

同じ糖質でも、ご飯などに含まれるデンプンは多糖類に分類されます。

多糖類は体内で分解されるのに時間を要するので、血糖値の変化も緩やかになります。

そのため、基本的にはご飯を控えるという必要はありません。

アトピー改善当時の僕は、甘いものがどうしても食べたくなったときに、ご飯やおかずを食べて切り抜けるということもたくさんありました。

甘いものが腸に与える影響

カンジダ菌

甘いものをたくさん食べていると、“カンジダ菌”という真菌(カビ)が増殖してしまいます。

カンジダ菌は常在菌といって、普通に腸内に存在しています。

そのため、カンジダ菌が存在すること自体は悪いことではありません。

ただ、このカンジダ菌は糖質が大好きで、甘いものを食べていると、腸内で必要以上に増えてしまうのです。

カンジダ菌が増え過ぎてしまうと、腸内環境は悪化してしまい、便秘にもなりやすかったり、アトピー悪化の可能性も高まります。

リーキーガット症候群

さらにカンジダ菌が増えて状態化してしまうと、腸壁が荒れてしまい、腸壁の細胞と細胞との間に隙間ができてしまいます。

分子レベルの小さな隙間ですが、この隙間から、きちんと消化されなかった物や有害な物質が、血管や体内に漏れ出てしまうのです。

そして、それらが抗原となりアトピーなどのアレルギーを発症させます。

甘いものが副腎に与える影響

甘いものを食べると血糖値が急上昇します。

すると、血糖値を下げるためにすい臓から大量のインスリンというホルモンが分泌されて、血糖値を急激に下げます。

しかし、血糖値の下がり過ぎは脳や体にとって好ましいことではありません。

そこで、副腎という臓器から、血糖値を上げて安定させるためにコルチゾールやアドレナリンといったホルモンが放出されるのです。

そして、日常的に甘いものをよく食べていると、この流れが繰り返されるため、すい臓や副腎が疲労してしまうことがあります。

特にアトピーと深く関係してくるのが、副腎の疲労です。

副腎が疲労してしまうと、コルチゾールの分泌量が減少してしまいます。

コルチゾールはステロイドホルモンで、皮膚や腸をはじめとする体の各部で発生する炎症を抑えてくれます。
(このステロイドホルモンを人工的に作ったものが、病院で処方されるステロイド薬です)

副腎の疲労により、コルチゾールの分泌量が減ってしまうと、当然、皮膚や腸などの炎症をおさえられなくなります。

そうなれば、アトピーの悪化を招くことにもなるのです。

そのため、アトピーを改善させるためには、甘いものを控えて、副腎を疲れさせないということも大切です。

甘いものが与えるその他の影響

さらに、甘いものは私たちの“心”にも大きな影響を与えます。

甘いものを食べれば、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるので、興奮しやすく、また精神的に不安定になりやすくもなります。

そうなれば、睡眠にも悪影響ですし、心が乱れてさらに甘いものが食べたくなってしまいます。

やはりこれもアトピーにとっては良くありません。

また、甘いものを食べ過ぎると、ステロイドを使い続けることで弱ってしまった皮膚に、常在菌であるマラセチアが増えてしまうことがあります。

アトピーとは違い、菌の増加が原因なのですが、これも本当に痒くてしんどいです。

僕もかなり苦しめられました。

アトピー改善には甘いものを控えることが必須

アトピーを改善すると覚悟を決めたなら、甘いものはしっかりと控えたほうがいいです。

普段の食生活の中で、本気で甘いものを減らしていけば、腸内環境は改善していきます。

そして、腸内環境の改善は、アトピー改善につながっていくのです。

特に今アトピーがかなりひどくて、痒くてたまらない、ジュクジュクして滲出液が出続けている状態の方には強くおすすめします。

人によっては甘いものを控える生活はかなり大変かもしれません。

最初に書いたように、僕も甘いものが大好きなので、その難しさをよく理解しているつもりです。

それでも、アトピーを乗り越えるためには、どうしても必要なことなのです。

ちなみに、我が家では砂糖の代用として、料理などにはエリスリトールを使っています。

エリスリトールは天然甘味料で、砂糖よりも控えめな甘さですが、腸内環境や血糖値にも影響が少なくとても便利です。